2015年3月2日
「徳田ねぎ」は、岐南町の徳田や上印食地域を中心に生産されている伝統野菜です。
江戸末期、尾張で栽培されていたネギの種子を譲り受け、八剣村(現在の岐南町)の人が「徳田ねぎ採種圃」を作りました。そこで収穫した種子を近隣の農家に無料で配布したことで、付近一帯に普及したのが「徳田ねぎ」の始まりとされています。
ネギは一般的に、緑の部分(葉身)を主に食べる葉ねぎ(青ねぎ)と、白色の部分(葉鞘)を楽しむ根深ねぎ(白ねぎ)に大別されます。「徳田ねぎ」は葉ねぎの系統と言われますが、何度も土をかぶせることで軟白部分を長く伸ばすのが特徴です。癖が少なくて柔らかく、どの部分も美味しく食べることができるので、すき焼きや鉄板焼き、鍋、薬味など、幅広い料理で楽しまれています。地元の生産者の方は、現在も種子を自家栽培して「徳田ねぎ」を大切に育て続けています。

徳田ねぎ畑とねぎっちょ

出荷作業の様子

徳田ねぎを使った豚汁
徳田ねぎ料理のレシピ
豆腐の徳田ねぎ 中華風あんかけ
材料(2人前)
豆腐 1丁
ネギ 1本
土しょうが 1かけ
(A)らっきょ酢 100cc
だしつゆ 100cc
水 80cc
ごま油 お好みで
作り方
- 豆腐は沸騰させずにしっかり温めておく。
- ネギは細い斜め切りにする。
- 土しょうがは洗って針しょうがにする。
- 1と2を軽く混ぜる。少し深めの皿に盛っておく。
- Aを沸騰させ、4の皿の上にさっと一気にかける。
豆腐を豚肉のボイルにしても、おいしいです。