2022年6月30日

「ヒアリ」について

 

1. ヒアリの生態

 ヒアリは、南米原産のアリですが、現在では米国をはじめ中国、台湾などの環太平洋諸国に定着しており、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されています。また、外来生物法に基づく「特定外来生物」にも指定されています。

 ●原産地:南米

 ●体長:2mmから6mm(様々な大きさの働きアリがいる)

 ●全体は赤茶色、腹部が黒っぽい赤色

 ●腹部末端に毒針を持つ

 ●亜熱帯から暖温帯に生息し、草地など比較的開けた環境を好む。土で直径25から60cm、高さ15から

  50cmのドーム状のアリ塚をつくる。

 ●雑食性で、節足動物、小型脊椎動物、樹液、花蜜などを餌とする。

 

2. ヒアリに刺されたら

 ●ヒアリに刺されると、アルカロイド系の毒による激しい痛みがあるほか、かゆみ、はれ、膿、じんましん

  や、アレルギー症状が重篤な場合はアナフィラキシー症状(呼吸困難、血圧低下によるめまいや意識障

  害)を引き起こす可能性があります。

 ●容体が急変した場合は、速やかに医療機関を受診してください。

 

3. ヒアリと思われるアリを見つけたら

 ●万が一ヒアリもしくはアカカミアリと疑われるアリを見つけた場合、強い毒を持つため触らないように

  してください。

 ●ヒアリ・アカカミアリの見分け方、その他参考となる資料が以下の環境省ホームページに掲載されて

  います。

  ヒアリに関する諸情報について(環境省ホームページ)≪外部リンク≫

 ●また、ヒアリ、アカカミアリとも市販の殺虫剤や熱湯で駆除が可能です。駆除等を行う場合は、環境省

  が作成している「ストップ・ザ・ヒアリ」を参考に、安全に十分注意して適切な対応をお願いいたしま

  す。

   環境省資料:「ストップ・ザ・ヒアリ」

 

4. ヒアリに関する相談

環境省が「ヒアリ相談ダイヤル」を開設していますので、ご活用ください。

 

ヒアリ相談ダイヤル:0570−046−110
         ※IP電話からは06−7634−7300

主な相談対応:ヒアリと疑わしいアリを発見した、ヒアリの特徴や発生地点等の一般的な問合わせ、

       ヒアリの健康被害の問合わせ等

受付:毎日(12月29日から1月3日を除く)午前9時から午後5時

   引き続き、以下の県の機関も相談をお受けしております。

問い合わせ先:岐阜地域環境室 058-272-1920

 

「セアカコケグモ」について

 

1. セアカゴケグモの生態

 ●成体のメスは約7から10mmで全体的に黒色(老熟すると黒褐色)をしています。

  背中には、中央に赤色の縦すじ模様があります。

  腹部の裏面には四角あるいは砂時計型の赤色の模様があります。

 ●成体のオスは約4から5mmの大きさで腹部が細く、茶褐色をしています。

 ●卵のうは直径10から15mmの乳白色の球形をしています。

  ※同じく腹部に赤色の模様がある「ジョロウグモ」と間違えられることがありますが、ジョロウグモは

   特徴的な黄色と青黒色のしま模様がありますので、簡単に区別ができます。

 

2. セアカコケグモを見つけたら

 ●セアカゴケグモを見つけたら、殺虫剤をスプレーするなどして駆除してください。

 ●セアカゴケグモはおとなしいクモですので、驚かせない限り、ヒトを咬むことはないと言われています

  が、絶対に素手で捕まえようとはしないでください。

 ●咬まれた場合には、至急、お近くの医療機関を受診してください。

 ●岐南町役場経済環境課または岐阜地域環境室で相談できます。

 

 セアカゴケグモに関する諸情報(岐阜県ホームページ)≪外部リンク≫