2025年8月1日

 

 私たちの社会全体で認知症についての正しい理解と新しい認知症観を広めることが求められています。これまでの認知症に対するイメージは、多くの場合、「病気」や「介護が必要な高齢者の問題」といった偏った見方になりがちでした。しかし、国の認知症施策推進基本計画や認知症基本法では、これらの誤解を払拭し、誰もが尊厳を持って暮らせる共生社会の実現を目指す新たな視点が示されています。

 急速な高齢化の進展に伴い、認知症の人の数は増加しています。認知症は誰もがなりうる身近なものであり、その早期発見と適切な対応によって、本人の尊厳を守りつつ、自立した生活をしえんできることが強調されています。特に、「新しい認知症観」として提唱されている考え方は、「一人ひとりの個性と能力を活かすことができる」というものです。この観点から、私たちは単なる介護や支援対象としてだけではなく、多様な個性と能力を持つ一人ひとりとして尊重し、その人らしい暮らしを支える社会づくりに取り組む必要があります。