2026年2月9日
プレコンセプションケアとは
コンセプション(Conception)は受胎、お腹の中に新しい命を授かることをいいます。プレコンセプションケアとは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことです。
女性やカップルがより健康になること、元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やすこと、女性や将来の家族がより健康な生活を送れることを目指します。
プレコンセプションケアの目的
1.若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
2.若い世代の男女が将来、より健康になること
3.1の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること
妊娠前から気を付けたい健康管理
1.体重
BMI18.5から25未満が適正体重といわれています。
※BMI(体格指数):体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)の値
やせの場合、生理不順により妊娠しにくくなったり、低出生体重児を出産する割合が高くなったりするリスクがあります。肥満の場合、早産や高血圧などのリスクがあります。
2.食事
1日3食きちんと摂り、バランスよく食事をしましょう。妊娠前から食生活を改善することは、妊娠しやすい体をつくるだけではなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。
3.運動
1週間あたりの運動量は150分ほどが目安といわれています。運動不足の人は今よりも10分長く歩くなど、身体活動量を意識して増やしてみましょう。
4.睡眠
質の良い睡眠はホルモンバランスを整えます。また、日中の疲労を回復させるためにも睡眠はとても重要です。個人差はありますが、1日の睡眠時間は6から8時間といわれています。妊娠前から生活リズムを整えて、疲労をためないようにしましょう。
5.ストレス
過度なストレスや不安は抑うつの原因になります。ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です。
6.喫煙
妊娠中の喫煙は、早産や低出生体重児などのリスクが高まります。妊婦自身だけではなく、周囲の人も含めて、妊婦の近くで喫煙をすることはやめましょう。
7.飲酒
飲み過ぎは心身ともに悪影響を及ぼします。節度ある適度な飲酒を心がけましょう。
8.感染症
感染症の原因となる病原体には男女にかかわらず不妊の原因になったり、将来の子どもの健康へ影響を及ぼす可能性があります。正しい知識や予防法を身につけましょう。
| 項目 |
行動 |
備考 |
| 風しん |
母子健康手帳でワクチン接種歴を確認し、未接種であればワクチンを受ける(2回接種が必要)
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胎児への先天性風しん症候群を予防する。
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| 梅毒 |
性行為ではコンドームを使用。気になる場合は、検査や治療をパートナーとともに受ける。
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2013年以降、男女とも梅毒の感染者が増加。初期症状が分かりにくいので注意が必要。
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| 性器クラミジア |
性行為ではコンドームを使用。気になる場合は、検査や治療をパートナーとともに受ける。
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性感染症の中で最も感染者が多い。感染が続くと不妊の原因になることがある。
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ヒトパピローマウイルス(HPV)
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女性は検診の受診(HPV感染の有無)を確認する。性行為でコンドームを使用。
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子宮頸がんの主原因は性感染症。女性だけでなく、男性も感染する。
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