2025年6月20日

 薬物乱用問題は、全世界的な広がりを見せ、人間の生命はもとより、社会や国の安定を脅かすなど、人類が抱える最も深刻な社会問題の一つとなっています。

 国内においては、大麻事犯の検挙者数は8年連続で増加し、その約7割を30歳未満が占め、若年層における大麻乱用が拡大しています。

 

薬物の影響

 覚醒剤を始めとする薬物の乱用は精神と身体の両面に深刻な悪影響を及ぼします。

 脳の正常な発達を止め、精神のバランスを悪くさせるため、脱力感、疲労感、幻覚、妄想といった精神障害や、脳を始めとする身体の主要器官に深刻な悪影響を及ぼし、最悪の場合死に至らしめます。

 また、乱用者自身の精神や身体上の問題に留まらず、家庭内暴力などによる家庭の崩壊、さらには重大な犯罪の原因にもなり、社会全体への問題と発展します。

 麻薬や覚醒剤などの薬物は、使用しているうちにやめられなくなるという"依存性"と、乱用による"幻覚"、"妄想"に伴う自傷、他害の危険性があるという大きな特徴があります。

 一度だけのつもりでいつの間にか薬物依存となり、一度しかない人生が取り返しのつかないものとなってしまいます。


 だから、薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」なのです。

 

○詳しくは、麻薬・覚醒剤乱用防止センターホームページをご覧ください。

 https://dapc.or.jp/kiso/index.html