2024年12月20日

 12月13日(金曜日)、来年度入学予定の小学生とその保護者のみなさまを対象に、新入生半日入学・保護者説明会を実施しました。その折に、校長からの新入生に向けた挨拶の中で、3年4組の佐藤花耶さんのソロの歌声(伴奏:國井穂花さん)を紹介しました。以下は、その折の動画ですので、よろしければご覧ください。

 

合唱曲「虹」ソロ3-4

 

 「♪ 僕らの出会いを 誰かが別れと呼んでも」の歌詞で始まったソロが、体育館中に響き渡り、その素敵な歌声に、会場中が魅了されました。このソロパートは、本年度の合唱ステーションの3年4組の合唱曲「虹」の一節として歌われたものです。私は、あまりの美しさ、そして、たくさんの聴衆の前でも堂々と歌いきる姿に感動し、ぜひ、聴いて欲しいと思い紹介しました。

 担任の土開先生も、私と同様の思いをもったようで、合唱ステーション終了後に佐藤さんに「どうしてあんなふうに歌えるのか」を聞いたそうです。その時、佐藤さんから帰ってきた言葉は「今の私が、『周りの人のために一生懸命努力』できるのは、3年4組の仲間のおかげ。だから、残り僅かのみんなと過ごせる大切な時間を虹のように彩鮮やかなものにしたい」といった言葉でした。

 佐藤さんは2年生後期、生徒会文化委員長、3年生前期、生徒会副会長を歴任し、岐南中学校の諸活動に大いに貢献しました。さらに、それにとどまらず、2年生の時の美術作品「ふるさとの魅力を伝えよう」(岐南町マンホールデザイン)でも、最も優秀な作品に選ばれました。また、岐南町少年の主張大会でも、「一言分」と題した主張で、藤村先生からかけられた「花耶さんなら大丈夫」の言葉に救われた経験をもとに、言葉の大切さを伝えました。その他、吹奏楽部としても、町民運動会、ぎなんフェスタ、オータムフェスティバルin東等、様々な地域での演奏活動に参加しています。

 そして、そんなふうに、いつも周りの人のために一生懸命努力できる佐藤さん、その個性的な輝き(彩)の影には、3年4組の温かい仲間の存在があった。今の岐南中を象徴する姿だと思っています。

 

校長 伊藤直輝