2025年12月25日

 1218日(木曜日)、令和7年度合唱ステーションが、学級閉鎖による延期の後、開催されました。以下は、合唱ステーション終了後の校長挨拶と、その折の生徒のソロの動画ですので、よろしければご覧ください。

 

合唱曲「花は咲く」ソロ3-6へのリンク ソロ:加藤舞流 伴奏:岩田ののか

 

「♪  花は 花は 花は咲く いつか恋する君のために」

美しい歌声に会場中が魅了されました。このソロパートは、本年度の合唱ステーションの3年6組の合唱曲「花は咲く」の一節として歌われたものです。私は、あまりの美しさ、そして、たくさんの聴衆の前でも堂々と歌いきる姿に感動しました。そこで、今年度の素晴らしい合唱ステーションのエピローグとして、最後にその余韻に浸ってもらおうと思い、紹介しました。

 

 担任の小林先生は、ソロを歌い終えて教室に戻った加藤舞流さんに、歌った時に手に持っていたガーベラの花を手渡しました。その時、加藤さんは、「教室に飾って欲しい」と言ったそうです。その理由を生徒指導主事の土開先生が聞くと、加藤さんは「この学級だから、そして仲間が私の背中を押してくれたから、私はソロに挑戦できた。ソロは一人で歌うけど、私は一人じゃなかった。私の周りには、温かく深いつながりがあった。」

 

 加藤さんは2年生前期生徒会副会長 後期生徒会長を歴任し、岐南中学校の諸活動に大いに貢献しました。その中でも、昨年度、「オーケストラがやってくるIn岐南中学校」後、次年度、オーケストラに来ていただくのか、昨年度は3年生だけだった学年合唱とオーケストラのコラボレーションはどうするのか。元生徒会長の杉山美瑛さんや金田ゆめみさんと熟議を重ね、「来年度も引き続き行い、四本柱の1つである合唱の質をさらに高めていきたい」という思いを私に伝え、全校に放送で報告しました。それが、本年度のConcerto Cantabile in Ginanへとつながったのです。これは、岐南中生の中でも、加藤さんにしかできなかったことです。そして、そんなふうに、いつも全校のために一生懸命努力できる加藤さん、その周りには、いつも3年6組の「温」かい仲間がいてくれた。今の岐南中を象徴する姿だと思っています。

 

校長 伊藤直輝